2021年、リスク専門家の給料は14%以上上昇した(2022年3-4月号)

2021年、リスク専門家の給料は14%以上上昇した(2022年3-4月号)

ヒラリー・タットル[*]


RISK ManagementMagazine 22年3-4月号

新しいRIMS 2021報酬調査によると、リスク専門家は2019年から2021年にかけて大幅な昇給を獲得し、米国の回答者は基本給が平均14.4%上昇し、カナダの実務家は18.8%の昇給を記録した。2021年のリスクマネジメントの専門家の年間基本給の中央値は、米国で13万5,000ドル、カナダで12万ドルであった。リスクマネジメントにおける性別に基づく賃金格差は継続しており、男性の給与の中央値は14万5000ドルであるのに対し、女性は12万5000ドルである。しかし、公平性に関する一つの小さな尺度としては、リスクの専門家が女性であることを確認できた場合では、給与は14.7%増加している。これに対して男性の場合には、14.2%の増加であった。

「ビジネスリーダーがボラティリティ、事業中断、不確実性に対処するためにリスクマネジメントチームに依存するようになったことから、この重要なビジネス機能に投資することの重要性が、これほどまでに明らかになったことはなかった」とRIMS最高経営責任者(CEO)メアリー・ロスは述べた。「これらの報酬の増加は、組織の成功に貢献するリスク専門家の価値を反映している。」

トピックス
従業員給付、リスク管理


注意事項:本翻訳は“Risk Professionals’ Salaries Surged By Over 14% in 2021”, Risk Management, March-April ,2022, p.38 をRIMS日本支部が翻訳したものです。原文と和訳に相違があるときには、原文を優先します。本文中は敬称略です。

[*]ヒラリー・タットルは、本誌上級編集者。